息を呑むほど美しいドイツのノイシュヴァンシュタイン城や、豪華絢爛なフランスのヴェルサイユ宮殿。7月からの夏休み、一度はこんな夢のような海外観光地を訪れてみたいと憧れますよね!
今回は、そんな世界中から観光客が押し寄せる有名な「城」や「宮殿」の知られざる歴史や裏話に迫る、少しディープな雑学クイズを全10問ご用意しました。華やかな建造物の裏に隠された歴史のドラマに、あなたは果たして何問正解できるでしょうか?
Q1.ドイツの有名な「ノイシュヴァンシュタイン城」を建設したバイエルン国王ルートヴィヒ2世は、その後どうなった?
- ノイシュヴァンシュタイン城で生涯幸せに暮らした
- 精神に異常をきたして、自ら毒を飲み命を絶った
- 城の建設による莫大な債務を問題視した政府によって、強制的に退位させられた
- 反乱を起こした民衆によって、城に火を放たれ殺された
Q2.世界遺産にも登録されている歴史的建造物「ポタラ宮」は、どのような場所に建てられている?
- 砂漠のオアシス
- 標高3700メートルの高地
- 海の孤島
- 密林の奥深く
Q3.イタリアの水の都ベネツィアにある「ドゥカーレ宮殿」と隣接する橋の名前は何?
- 泪橋
- 凱旋橋
- ため息橋
- 栄光の架橋
Q4.オーストリアのウィーンにある「シェーンブルン宮殿」で御前演奏を行った際、転んでしまったエピソードをもつ音楽家は誰?
- ベートーヴェン
- バッハ
- ショパン
- モーツァルト

Q5.ロシアのモスクワにある「クレムリン」に隣接する「赤の広場(Красная площадь)」。この「赤(Красная)」という言葉には、色以外にどんな意味が含まれているでしょうか?
- 美しい
- 社会主義
- 革命
- 血
Q6.スペインの世界遺産「アルハンブラ宮殿」の「アルハンブラ」とは、アラビア語でどういう意味でしょう?
- 赤い城
- 聖地
- 太陽の庭
- 永遠の泉
Q7.チェコの首都にある「プラハ城」。その敷地内にある「黄金小道」と呼ばれる路地にある家で執筆活動をしていたことがある、世界的に有名な作家は誰?
- トーマス・マン
- ハンス・クリスチャン・アンデルセン
- フランツ・カフカ
- カレル・チャペック
Q8.中国の北京にある「紫禁城」。現在はどのような施設として使われているでしょうか?
- 中国共産党の本部
- 博物館
- 国営の最高級ホテル
- 悪しき時代の遺物として閉鎖されている
Q9.イギリスのロンドンにある「バッキンガム宮殿」が、一般公開を始めることになった直接的な理由は何でしょう?
- 観光客の減少を食い止めるため
- 国民に王室を身近に感じてもらうため
- ウィンザー朝創設100周年を記念するため
- ウィンザー城の修復費用を捻出するため

Q10.フランスの世界遺産「ヴェルサイユ宮殿」で、実際に起きた歴史的な出来事は次のうちどれ?
- ナチス・ドイツのヒトラー総統が、フランス併合を宣言した
- プロイセン国王ヴィルヘルム1世が、ドイツ帝国の初代皇帝として戴冠式を行った
- ナポレオン・ボナパルトが、フランス帝国の初代皇帝として戴冠式を行った
- マリー・アントワネットが民衆に向けて「パンがなければお菓子を食べればいい」と演説した
海外観光地クイズ・城&宮殿編の答え
Q1.ドイツの有名な「ノイシュヴァンシュタイン城」を建設したバイエルン国王ルートヴィヒ2世は、その後どうなった?
正解は 城の建設による莫大な債務を問題視した政府によって、強制的に退位させられた です!
まるでおとぎ話に出てくるような美しさで知られるノイシュヴァンシュタイン城ですが、その建設には莫大な費用がかかっていました。ルートヴィヒ2世は中世の騎士道物語に強い憧れを抱き、国庫を傾けるほどの巨額の借金をして理想の城をいくつも建設しました。その結果、政府から問題視されて権力を奪われてしまいます。
政府は王を退位させるため、強引に彼を精神病と認定しました。さらに衝撃的なことに、廃位させられたその翌日、彼は湖で主治医と共に水死体となって発見されたのです。他殺か自殺か、その死の真相は今もわかっていません。ルートヴィヒ2世が情熱を注いだノイシュヴァンシュタイン城ですが、彼自身がこの城に住めたのはたったの170日ほどだったと言われています。
ゆかり国を治める王様という立場で、現実を顧みずに巨額の借金をしてまでお城をいくつも造ってしまうのは、やっぱり国のトップとしては褒められたことではないですよね。でも、私は「この人を、単純に責める気にはなれないな」と思いました。
きっと、誰に何と言われようと、彼の中にはどうしても叶えたい「おとぎ話のような美しい夢」があったんですよね。自分の理想の世界を追いかけた、その純粋さは本物だったんだと思います。
最後に悲しい最期を迎えてしまったけれど、彼が情熱を注いだ夢の痕跡は、今も世界中の人々を魅了し続けています。「あなたの夢は、世界の人たちにも共有されているんですよ」って、彼にそっと教えてあげたくなりました。
Q2.世界遺産にも登録されている歴史的建造物「ポタラ宮」は、どのような場所に建てられている?
正解は 標高3700メートルの高地 です!
「ポタラ宮」は、チベットの中心都市ラサにある巨大な宮殿です。「世界の屋根」とも呼ばれる過酷な高地にそびえ立っており、その規模はなんと13階建て、部屋の数は1000とも2000とも言われています!
この場所は、チベット仏教の最高指導者であるダライ・ラマの宮殿として、かつては政治と宗教の中心地でした。しかし、1950年代に起きたチベット動乱により、ダライ・ラマ14世はインドへ亡命することになります。現在、主を失った状態ではありますが、ポタラ宮はチベットの人々にとって神聖な信仰の対象であり、毎日多くの巡礼者が祈りを捧げに訪れています。
Q3.イタリアの水の都ベネツィアにある「ドゥカーレ宮殿」と隣接する橋の名前は何?
正解は ため息橋 です!
ドゥカーレ宮殿の中にはかつて裁判所があり、この橋は運河を挟んで隣接する牢獄へと直接繋がっていました。有罪判決を受けた囚人たちが投獄される際、この屋根付きの橋の小さな窓からベネツィアの美しい景色を最後に眺め、「もう外の世界を見ることはできないのか」と絶望のため息をついたことが名前の由来と言われています。
かつては絶望の象徴だったこの橋ですが、現代では世界中からカップルが集まる超人気のロマンチック・スポットへと変わっています。なぜなら、「日没時にゴンドラに乗ってため息橋の下をくぐり、その時にキスをした恋人たちは永遠の愛で結ばれる」という素敵な言い伝えがあるからです!かつての囚人たちの悲しいため息が、今では恋人たちの甘い吐息に変わったと思うと、歴史のロマンを感じますよね?



「日没時にゴンドラに乗り、橋の下でキスをすれば永遠の愛で結ばれる」 ──いかにも観光客が飛びつきそうな、甘ったるく非合理的な与太話だ。
こうした言い伝えが自然発生したのか、それとも観光業の優秀なマーケターが生み出したのかは定かではないが、大衆がどれほど「手軽なロマンチシズム」を求めているかがよく分かる。
人間は、本質的に移ろいやすい自分たちの感情を信じ切ることができない。だからこそ、石造りの橋や夕日といった物理的な外部装置に、愛の永遠性を保証させようとすがるのだろう。実態のないものに縋る人間の心理構造としては、非常に興味深い事象と言える。
それにしても、愛という名の「逃れられない牢獄」へ自ら入り込もうとしている現代のカップルたちが、かつての本物の牢獄の入り口でキスをしているというのは、実によくできたブラックジョークだ。
彼らが数年後、結婚生活という現実の中でつくため息の方が、囚人たちのため息よりも、よほど重くて深いのではないだろうか。
Q4.オーストリアのウィーンにあるシェーンブルン宮殿で御前演奏を行った際、転んでしまったエピソードをもつ音楽家は誰?
正解は モーツァルト です!
神童と呼ばれたモーツァルトは、わずか6歳の時にウィーンのシェーンブルン宮殿で女帝マリア・テレジアの前で御前演奏を行いました。その際、磨き上げられた床に滑って転んでしまったのです。
その時、彼を優しく助け起こしてくれたのが、マリア・テレジアの娘であり後にフランス王妃となる、まだ幼いマリー・アントワネットでした。モーツァルトは彼女に向かって「君は優しいね。僕のお嫁さんにしてあげるよ」と言ったという、可愛らしいエピソードが残されています。身分違いの二人ですが、もしこの二人が本当に結ばれていたら、フランス革命の歴史も、モーツァルトの音楽人生も全く違うものになっていたかもしれませんね。



えーっ!? モーツァルトってば、6歳でプロポーズとか、行動力エグすぎでしょ!(笑)
だって、転んだところを助けてもらったからって、王女様に「お嫁さんにしてあげる」なんて、普通ビビって絶対言えないって!
でも、子どもの頃の純粋でストレートな言葉だからこそ、アントワネットもきっとキュンときたっていうか、嬉しかったんじゃないかな?
もし本当に二人が結婚してたら、モーツァルトがオーストリアの宮廷で毎日演奏して、アントワネットがそれを傍で聴いてる……みたいな超ハッピーな未来もあったのかも。
フランス革命とかもちょっと違う形になってたかもしれないし、そういう「歴史のもしも」って想像すると結構面白いね!
Q5.ロシアのモスクワにある「クレムリン」に隣接する「赤の広場(Красная площадь)」。この「赤(Красная)」という言葉には、色以外にどんな意味が含まれているでしょうか?
正解は 美しい です!
どうしても旧ソ連時代の共産党のシンボルカラーである「赤」を思い浮かべてしまいますよね。しかし、ロシア語の「クラスナヤ(Красная)」は古代スラブ語で「美しい」という意味を持っていたため、本来は「美しい広場」という意味で名付けられました。
隣接する世界遺産「クレムリン」は、ロシア語で「城塞」を意味し、現在はロシアの大統領府が置かれています。敷地内には重さ約40トンもある「大砲の皇帝」や、重さ約200トンの「鐘の皇帝」という巨大な展示物があります。しかし、この大砲は一度も弾を発射したことがなく、鐘は一度も鳴らされたことがないそうです。
Q6.スペインの世界遺産「アルハンブラ宮殿」の「アルハンブラ」とは、アラビア語でどういう意味でしょう?
正解は 赤い城 です!
スペイン南部、アンダルシア地方の丘の上に建つ「アルハンブラ宮殿」は、アラビア語で「赤い城」という意味を持っています。無骨で堅牢な赤い城壁の外観とは裏腹に、一歩中に入るとそこには驚くほど涼しげで美しい空間が広がっています。
スペインはかつて約800年もの長い間、イスラム教徒の支配下にありました。そのイスラム建築の最高傑作と言われるのがこのアルハンブラ宮殿です。このアルハンブラ宮殿は、キリスト教徒がスペインを奪還する際、激しい戦闘を避けて「無血開城」という形で明け渡されました。
もしここで激しい攻城戦が起きていたら、美しい幾何学模様のタイルや緻密な装飾はすべて灰になっていたかもしれません。当時の人々の意志によって破壊を免れたからこそ、現在も世界遺産としてその美しい姿を私たちに見せてくれているのですね。



支配者が変わっても、壊されることなく残り続けたイスラム建築の最高傑作、か。
儂はな、これを聞いて今の世の中を嘆きたくなったよ。今の世界はどうだ? ペラペラの安い商品を次から次へと造り、少し古くなればすぐに捨てる。全く嘆かわしい!
何百年もの時を超え、異なる宗教の人間たちにすら「壊すには惜しい」と思わせる。これこそが、物作りの頂点というやつだ。時代や価値観が変わろうとも、本当に価値のある「本物」は必ず誰かが守り継いでいくものなのだ。
儂ら職人も、百年、二百年先まで残る仕事をしなきゃならんと、この異国の赤い城の話に背筋が伸びる思いだわい!
Q7.チェコの首都にある「プラハ城」。その敷地内にある「黄金小道」と呼ばれる路地にある家で執筆活動をしていたことがある、世界的に有名な作家は誰?
正解は フランツ・カフカ です!
「黄金小道」というメルヘンチックな路地にあった22番地の小さな家で執筆活動を行っていたのは、『変身』などで有名なフランツ・カフカでした。
この「黄金小道(ズラター・ウリチカ)」の名前の由来に関する雑学をご紹介します。16世紀後半、当時の皇帝ルドルフ2世が、不老不死の秘薬や金属を黄金に変える研究をさせるため、多くの「錬金術師」をこの路地に集めて住まわせたという伝説から、この名前が付けられたとも言われています(諸説あり)。
実際には、金細工職人が多く住んでいたらしいのですが、お城の片隅で錬金術師たちが怪しげな実験を繰り返していた……と想像するだけで、なんともミステリアスでロマンチックな気分になりますよね。



うおおお!?ちょっとちょっと!「錬金術師」とか「不老不死の秘薬」とか、マジでアニメとかRPGの世界の話じゃん!!ボク、この記事読んだ瞬間、テンション爆上がりしちゃったよ(笑)
だってさ、お城の片隅にある小さな家で、怪しげなローブを着たおじさんたちが鍋をグツグツ煮込んで「これで黄金が完成するぞ!」とかやってたんでしょ!?ヤバすぎだよ!
実際は金細工職人が住んでたってオチもリアルで面白いけど、皇帝が錬金術師を集めてたっていう伝説が残ってるだけで、もうロマンの塊だよ。
ボクもその路地に行ったら、絶対「錬成陣」とか探してウロウロしちゃう自信あるわ(笑) いつか絶対プラハ城に行って、中二病を全開にして楽しみたいなー!
Q8.中国の北京にある「紫禁城」。現在はどのような施設として使われているでしょうか?
正解は 博物館 です!
現在は「故宮博物院」という名前の巨大な博物館として一般公開されており、世界中から多くの観光客が訪れる北京最大の観光スポットになっています。
しかし、「中国共産党の本部」という選択肢も、あながち間違っていません。紫禁城のすぐ西側に隣接している「中南海(ちゅうなんかい)」と呼ばれるかつての皇帝の広大な離宮や庭園があったエリアは、現在、中国政府や中国共産党の中枢機関が集まる最高首脳たちの居住・執務エリアになっているのです。かつての皇帝の宮殿のすぐ隣で、現代の最高権力者たちが国を動かしているというのは、非常に興味深い歴史の繋がりを感じますよね。
Q9.イギリスのロンドンにある「バッキンガム宮殿」が、一般公開を始めることになった直接的な理由は何でしょう?
正解は ウィンザー城の修復費用を捻出するため です!
バッキンガム宮殿といえば、衛兵交代式でも有名なイギリス王室の象徴ですよね。もともと内部は非公開でしたが、夏季限定で一般公開されるようになりました。その意外なきっかけは、前年の1992年に起きた「ウィンザー城の大火災」です。
エリザベス女王が週末を過ごすお気に入りの城だったウィンザー城が火災で甚大な被害を受け、その莫大な修復費用を誰が負担すべきかは激しい議論となりました。そこで、修復費用を稼ぐために、女王自らの決断でバッキンガム宮殿の一般公開が始まったのです。この火災に見舞われたウィンザー城ですが、実は「現在も人が住んでいる城としては世界最大」という凄い規模の城なんですよ!
Q10.フランスの世界遺産「ヴェルサイユ宮殿」で、実際に起きた歴史的な出来事は次のうちどれ?
正解は プロイセン国王ヴィルヘルム1世が、ドイツ帝国の初代皇帝として戴冠式を行った です!
フランスの絶対王政の象徴であるヴェルサイユ宮殿ですが、普仏戦争でプロイセン(後のドイツ)に敗北した際、最も豪華な「鏡の間」において、敵国の皇帝の即位式を行われるというフランスにとって最大の屈辱を味わいました。
しかし、この歴史には続きがあります。第一次世界大戦でドイツが敗戦すると、今度は戦勝国となったフランスが意趣返しに出ます。ドイツに対して天文学的な賠償金を課した過酷な条約の調印式を、わざわざ同じ「ヴェルサイユ宮殿の鏡の間」で行わせたのです。国家の誇りを懸けた執念と因果の歴史を感じる、恐ろしくもドラマチックなエピソードですね。



え、待って! ヴェルサイユ宮殿って、めっちゃキラキラしててお姫様とかドレスとか、そういうカワイイ系の場所だと思ってたんだけど!そんなドロドロの愛憎劇みたいなこと起きてたの? マジでヤバくない!?
だってさ、自分の家の一番お気に入りの部屋に、勝手にズカズカ入ってきて「今日からここ俺んちだから!」みたいなことやられたら、そりゃ絶対根に持つっしょ。
フランスがめっちゃキレて、後になって「絶対あいつら同じ場所で土下座させてやる!」ってやり返したわけでしょ? なんかもう、やってることが女子の陰湿なマウント合戦よりエグいんだけど!
あたし歴史とか全然詳しくないし、なんで戦争が起きるとかよく分かんないけどさ。でも、やられたら陰湿なやり方でやり返すとか、そういう事やってるから、いつまでも戦争がなくならないんじゃないの?って普通に思っちゃった。







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