「ニューヨークに行きたいか!」の掛け声で一世を風靡した伝説の番組『ウルトラクイズ』が、約30年ぶりに復活!かつてテレビの前で夢中になった人はもちろん、初めて知る世代にとっても、その壮大なスケールは新鮮に映るのではないでしょうか。今回は、そんな『ウルトラクイズ』の概要や名物クイズ、トリビアまで振り返ります。
熱き人間ドラマを生んだ「ウルトラクイズ」の軌跡
単なるクイズ番組という枠を超え、テレビ史に残る人気番組となった『ウルトラクイズ』。その伝説の番組の壮大なスケールと魅力を紹介します。
「ニューヨークに行きたいか!」 伝説のクイズ番組の始まり
日本のテレビ史に輝く『アメリカ横断ウルトラクイズ』は、1977年に第1回がスタートしました。後楽園球場(のちの東京ドーム)に集結した数万人の挑戦者に向けて放たれる「ニューヨークに行きたいか!」というおなじみの掛け声に、会場が一斉に盛り上がる場面は番組を象徴するシーンでした。
年に一度の超大型特別番組として、日本テレビ系列で1992年の第16回までレギュラー放送され、日本中のクイズファンを魅了しました。その後、惜しまれつつも一度は幕を下ろしましたが、1998年には「今世紀最後」と銘打って、一度限りの復活を果たしています。
知力・体力・時の運! ウルトラクイズの過酷な道のりと魅力
ウルトラクイズは、全国から集まった挑戦者が後楽園球場(東京ドーム)での一次予選からスタートし、空港でのジャンケン、機内でのペーパークイズなど、数々の関門をクリアしながらアメリカ大陸を横断していく壮大なクイズ番組でした。そして、勝負に敗れた者には、番組名物ともいえる厳しい罰ゲームが用意されていました。
ウルトラクイズは知識だけでなく、体力や運も試されるバラエティ豊かなルールが特徴で、「知力、体力、時の運」のすべてが試されました。さらに、長い旅をともにすることで参加者同士に友情が生まれることもあり、勝負の中で生み出される人間ドラマを描く演出こそが最大の魅力でした。

ゆかりウルトラクイズって、ただのクイズ番組じゃなくて、なんだか「人生そのもの」みたいだなって思いました。
全国から集まった見ず知らずの人たちが、一緒に長い旅をしながら、次々と降りかかるクイズという試練に挑んでいく。時には運の悪さに泣かされたり、ひどい目に遭ったりもするけれど、その過程で絆や友情が生まれていくんですよね。
私たちも、いろんな人と出会い、時に理不尽な壁にぶつかりながらも、前を向いて進んでいく。ウルトラクイズが勝負の勝ち負け以上に、そこで生み出される人間ドラマが一番の魅力だったというのも、すごく頷けました。
新しいウルトラクイズが放送される日が来たら、休みの日に温かい紅茶でも飲みながら、のんびりと彼らの旅を見守ってみたいです。
挑戦者と喜怒哀楽を共にした歴代の司会者たち
『アメリカ横断ウルトラクイズ』を語るうえで、個性的な司会者たちの存在も欠かせないものでした。なかでも長年にわたって番組の顔を務めたのが福留功男アナウンサーです。参加者から「トメさん」と慕われた福留アナは、単にクイズを出題するだけでなく、参加者との軽妙な掛け合いなどで番組を一層盛り上げました。
その後を継いだ福澤朗アナウンサーも、プロレス実況仕込みのエネルギッシュな福澤節で番組を牽引しました。また、スタジオで番組進行をする総合司会には俳優の高島忠夫さんが長年起用されていました。そして、復活した2026年版のウルトラクイズでは、櫻井翔さんが総合MCを務めることが発表され、新たな歴史の幕開けとして注目を集めています。
多彩な歴代優勝者たちと「大学クイズ研究会」の台頭
過酷な長旅の末に栄冠を手にした歴代優勝者たちは、年齢も職業も人物像もさまざまでしたが、放送開始当初は、他のクイズ番組での優勝歴を持つクイズマニアが名を連ねる傾向にありました。
しかし、番組が回数を重ねるにつれてその傾向に変化が訪れます。各大学の「クイズ研究会」に所属する学生たちの活躍が目立つようになったのです。過去の出題を徹底的に分析し、サークルで培った知識を武器に勝ち進んだ彼ら。中でも立命館大学からは、5人もの優勝者が誕生する快挙を成し遂げています。


「ウルトラクイズ」を彩った名物クイズの数々
「知力・体力・時の運」を合言葉に、数々のドラマを生み出してきた『ウルトラクイズ』。その旅をさらに印象深いものにしたのが、予想もつかない展開が待ち受ける名物クイズの数々でした。
過酷な道のりの始まり! 後楽園球場で挑む「○×クイズ」
伝説のクイズ番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」において、長く過酷な戦いの第一歩となるのが、後楽園球場(後の東京ドーム)を舞台にした第一次予選の「まるばつクイズ」です。何万人もの挑戦者が、勝ち抜けが規定数に達するまで生き残りをかけて挑みました。
第1問目は決勝の地・ニューヨークの「自由の女神」に関する問題が出題されるのが恒例でした(例外あり)。驚くべきは、この第1問だけは出題から解答までに一定時間の猶予が与えられていたことです。挑戦者たちはその時間を利用して一斉に公衆電話へ走り、家族などに電話をかけて必死に正解を調べることができました。
知力より運!? 空港で待ち受ける第二次予選「ジャンケン」
過酷な第一次予選を突破した挑戦者たち。彼らが後日、空港で挑む第二次予選は、なんと「ジャンケン」でした。3本先取が恒例ですが、マンネリ化させないよう趣向を凝らした特殊なルールで行われることもありました。
クイズとの組み合わせや、3回「負けた」方が逆に勝ち抜けとなるルール、1回勝てば即勝ち抜けの「炎の一本勝負」などバリエーションは実に豊かでした。さらに、ジャンケン以外が行われることもあり、「腕ズモウ」や「特技」などで勝負が決まるなど、視聴者を飽きさせない工夫がされました。
究極の知力勝負!「機内ペーパークイズ」
過酷な国内予選を勝ち抜いた挑戦者を航空機内で待ち受けるのが、魔の「機内ペーパークイズ」です。その合否は、到着地のタラップに設けられた「ブーブーゲート」の判定により下されました。
その問題数は、第1回では驚異の800問、第2回では500問が出題され、その後は400問が恒例となりました。もしここで敗れれば、海外の地を踏むこともできず、乗ってきた航空機で直ちに日本へ送還されるのが基本という厳しい関門でした。



え、待って。飛行機に乗ってる時間でクイズ何百問も解くなんて、あり得ないんだけど! 旅行に行くワクワク感ゼロじゃん!それ自体がすでに罰ゲームなんじゃないの!?
せっかく海外行きの飛行機に乗ったのに、機内食楽しんだり映画見たりするヒマもないってヤバすぎ。しかも、クイズに負けたら海外の地を踏めずにそのまま日本へ強制送還とか、鬼畜すぎて普通に泣くっしょ!
でもさ、そこまでしてクイズに挑戦した昔の人たちってマジでスゴイよね。あたしなら400問のペーパーテスト見た瞬間に爆睡確定だけど(笑)
それでも本気で挑む参加者たちの熱量とか、もう青春って感じでちょっとエモいかも。クリアした時の感動はヤバそうだよね~!
究極の天国と地獄!番組を象徴する名物「泥んこクイズ」
機内での数百問のペーパークイズを突破し、やっとの思いで海外へ降り立った挑戦者を待ち受けるのが、番組名物の「泥んこクイズ」です。
コースの先には「○」と「×」が書かれた2枚の大きな破壊可能なボードが立ち塞がり、その向こうには泥のプールが待ち構えています。挑戦者は、正解と思う方のボードを思い切り突き破って飛び込みます。見事正解の場合はマットの上に着地して勝ち抜けとなりますが、不正解の場合はそのまま泥プールに突っ込んで全身泥まみれになってしまうという、視覚的インパクト抜群の名物クイズでした。
知力、体力、時の運! 番組名物「バラマキクイズ」
砂漠や平原などの広大な大自然を舞台に行われた名物クイズが「バラマキクイズ」です。広範囲にクイズの問題が入った封筒がばら撒かれ、挑戦者はスタート地点から走って封筒1通を拾い、元に戻ってから開封して問題に挑戦します。既定のポイントで勝ち抜けるまで、この過酷なダッシュを繰り返さなければなりません。
挑戦者の心を折るのが、一定の割合で混ざる「ハズレ」の存在です。これを引くと問答無用で不正解扱いとなり、疲労困憊のまま再び封筒を取りに行く羽目に。また、バラマキ地点が2か所設けられ、スタート地点に近いエリアは難しい問題、遠いエリアは簡単な問題が置かれるなど、放送回ごとにさまざまなバリエーションで視聴者を楽しませました。
観光気分は禁物!?挑戦者の油断を突く「奇襲クイズ」
アメリカ横断ウルトラクイズの魅力といえば、パスポートさえあれば海外観光も楽しめるというスケールの大きさです。激闘を勝ち抜いた挑戦者たちにとって、束の間の観光は最高のご褒美でした。しかし、番組側は彼らをそのまま休ませてはくれません。
挑戦者が油断している観光中や、深い眠りについている深夜など、予想外のタイミングで突然行われるのが「奇襲クイズ」です。放送回ごとに趣向が凝らされており、心構えが出来ないままいきなり○×クイズや早押しクイズがスタートします。ウルトラクイズを勝ち抜くためには、24時間決して気を抜けないのです!


決勝の切符を争う激戦!「通せんぼクイズ」
ウルトラクイズの第5回で初導入され、その後は準決勝の定番として視聴者を沸かせたのが「通せんぼクイズ」です(例外回もあります)。
早押しクイズで3ポイントを獲得すると、正解すれば勝ち抜けとなる「通過クイズ」への挑戦権が得られます。しかし、ここからが本番。「通過クイズ」には他の挑戦者も解答可能で、ライバルの勝ち抜けを阻止できてしまうのです。もし「通過クイズ」に正解できなかった場合、無情にも0ポイントから再びやり直しに。過酷な長旅を勝ち抜いてきた強者たちが、決勝進出を巡って繰り広げる容赦のない激戦はクイズ番組としての醍醐味でした。



ライバルの勝ち抜けを、他の挑戦者が直接阻止して引きずり下ろせるなんて、バチバチの真っ向勝負のルールだね。
ここまで過酷なクイズの旅を一緒に乗り越えてきた参加者たちが、決勝を前にして、容赦ない潰し合いをするの、エグいけど最高に熱い!
しかも失敗したら0ポイントに戻るってルールもエグいね。それでも諦めずに何度でも立ち上がって、最後に決勝の切符を手にするんだ。
知識があるだけじゃ生き残れない、タフなハートを持った本当の猛者だけが生き残るサバイバル。今度のウルトラクイズではどんな戦いになるのかな?


「ウルトラクイズ」にまつわる厳選トリビア5選
壮大なスケールで繰り広げられた『ウルトラクイズ』には、現在のテレビ番組では考えられないようなエピソードもありました。知れば誰かに話したくなるトリビアを5つピックアップしました。
憧れのニューヨーク!「ウルトラクイズ決勝戦」
過酷な旅を乗り越えた挑戦者を待つ「ウルトラクイズ」の決勝戦。その舞台は、一部の例外を除きニューヨークでした。形式はオーソドックスな早押しクイズで、先に10ポイントを獲得した者が優勝。不正解はマイナス1ポイントというルールで行われました。
決勝まで勝ち抜いてきた猛者同士の対決ながら、意外にも大差がつくことも多く、果敢に早押しで勝負に行った結果、準優勝者がマイナスポイントで終わることもありました。
また、1998年の決勝戦では、コロンブスが新大陸発見の後、最初に上陸したとされる西インド諸島のサン・サルバドル島で開催され、サッカーのPK形式で○×どろんこクイズが行われています。
未来のフランス大統領が招致! 大西洋を越えた第9回ウルトラクイズ
アメリカを横断してニューヨークを目指すウルトラクイズですが、第9回大会の最終目的地はフランスでした。この異例のルートは、後にフランス大統領となる当時のパリ市長、ジャック・シラク氏から直々に招致されたことで設定されました。
国内の過酷な予選を突破した一行は、グァムやハワイを経てアメリカ合衆国本土へ上陸。ラスベガスなどのアメリカの主要都市を巡り、普段ならゴールのニューヨークもあくまで北米最後のチェックポイントでした。さらにロンドンを経由して、決勝は花の都パリにて伝統の10ポイント先取の早押しクイズが行われました。
豪華な響きに騙されるな!?ウルトラクイズのトンデモ優勝賞品
果てしない長旅と激戦を勝ち抜いたウルトラクイズのチャンピオン。しかし、番組が最後に用意する優勝賞品は、「一見すると豪華に聞こえるが、実際は貰っても困るようなネタ賞品」ばかりでした。
例えば「ラスベガスの土地1エーカー」の実態は荒涼とした砂漠のど真ん中。「ワイン用ブドウ畑」はたった1列のみで、そのうえ維持費などが大変。「1人乗り小型飛行機」や「高級クラシックカー」に至っては、なんと部品の状態で渡されています。他にも、「テキサスの油田採掘権」は、実際に採掘を行おうとすれば莫大な資金を自腹で投入する必要がありました。
優勝の果てにこんなオチが待っている遊び心も、ウルトラクイズならではですね。





ウルトラクイズのチャンピオンへの優勝賞品、面白すぎるでしょ!
だってさ、1人乗り小型飛行機とか高級クラシックカーがもらえるって聞いたら、普通は「やったー!すぐ乗り回してやるぜ!」ってテンション上がるじゃん?
それなのに、まさかの部品の状態で渡されるってどういうこと!?ボクだったら絶対「はあ!?プラモデルかよ!」って盛大にツッコミ入れちゃうよ(笑)
でもさ、そういうネタに全力で振り切ってるところが、逆にこの番組の最高なところだったんだろうね。普通の豪華賞品をもらうより、一生笑えるネタにもなるし!
きっと、賞品が役に立つかどうかより、「ウルトラクイズで優勝した」っていう事そのものが、一番の宝物だったのかもしれないね。
クイズ猛者たちの極限バトル! 伝説となった第13回ウルトラクイズの死闘
平成元年に行われた第13回ウルトラクイズは、大学のクイズ研究会所属者やOBばかりが集結した史上屈指のハイレベルな大会でした。そこで伝説として語り継がれているのが、ボルティモアでの準決勝「通せんぼクイズ」です。
互いに一歩も譲らぬあまりの激戦に、用意していた約140問の問題を使い果たしても決着がつかず、新しく問題を用意するために約1時間の休憩を入れて再開されたほどでした。
しかし、そんな激戦を経たニューヨークでの決勝戦では、強者同士の対決にもかかわらず「10対-1」という予想外の大差がつき、残酷なまでに明暗が分かれる結果となっています。
未来でもクイズ王に!? ウルトラクイズを制した長戸勇人と究極の優勝賞品?
激戦となった第13回ウルトラクイズを制したのは、立命館大学クイズ研究会の長戸勇人さんでした。彼は「クイズはスポーツ」をモットーとし、その豪快な性格で番組を大いに盛り上げました。そんな長戸さんへの優勝賞品は、なんと「人間冷凍保存の会員権」でした。人間冷凍保存とは、将来の医療技術の発展に備えて、自身の身体を保存しておく技術のこと。
司会の福留アナから「生きたまま保存するか、死んでからか」との質問を受けた長戸さんは「死んだ後」と迷わず即答。いつの日か、未来の医療技術によって蘇り、クイズ界で再びその名を轟かせる長戸さんの姿が見られる日が来るのかもしれませんね??





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